◆◇◆ブリーディングの確認◆◇◆


※※※ 『はじめに』をご覧になった上でお読み下さい。※※※


まずは血統証明書を確認して 理解してみましょう

Tインブリーディング 近親繁殖
一言で言えば極近親交配です。(親、兄弟)
よほど経験のあるブリーダーさんでなければ 基本的には行なわない組み合わせです。
団体によっては禁止されていますし、JKCの場合でも 血統書に極近親交配と記されます。
ナゼいけないのか・・・?答えは非常に簡単で、良い部分に おいても、悪い部分においても 
その遺伝を持つ 血液が 濃くなります。 その為、子犬に悪い遺伝も強く出るからです。
また、体が弱い子が産まれるとも言われています。
上記のよほどの経験のあるブリーダーさん と言うのは、そんな中でも元気で疾患のない 
良い子犬を作り出せる技術を指します。素人が 安易にすべきではないと思います。


Uラインブリーディング 系統繁殖
通常 スタンダード(それぞれの犬種の標準)を目指し、より良い純血種を作ろう と考えている
ブリーダーさんは基礎になる雄犬(共通の祖先)を決めて 極近親交配を避けつつ、良い遺伝が
出やすいように短所を補いながら交配を進めて行く事が多いです。場合によっては基礎が雌の
事もあります。私達素人が ラインブリーディングで交配を進めるなら、まず血統書を確認し 
そこに多く書かれている犬舎さん または繁殖者さんに連絡を取ってみるのも良いと思います。
しかし、実際には そんなに簡単に連絡がつくとは思えません。

ブリーダーさんから購入されたのであれば そのブリーダーさんに適した種雄を紹介して
もらうのが自然な流れですし、可愛い子犬と求める第一歩だと思い
ます。

Vアウトブリーディング 異系繁殖
まったく違った血筋を掛け合わせて交配を進める事を アウトブリーディングと言います。
ブリーダーさんの場合、血統を散らしたい場合に行います。 この場合 それぞれの
遺伝の組み合わせがバラバラになるので どんな子が産まれるか予想が出来ません。
他犬種に見えてしまう様な子が産まれる事もあれば、とびっきり良い子がポロっと産まれる
可能性もあります。
アウトブリーディングにおいても やはり種雄はスタンダードに近い子を選ぶべきです。
繁殖者に会えないペットショップでの雌チワワの購入の場合や、ご近所でお婿さんを
見つける場合は異系繁殖になると思うので、家の子は可愛いからソックリの可愛い子が産まれる!
メスもオスも可愛いから絶対可愛い子が産まれる!!・・・それは勘違いです。
どこの遺伝が強く出るか判らないので 不細工が産まれる事も 覚悟しといた方が良いです。
もちろん不細工であっても 愛犬の仔なので可愛いとは思いますが・・・。


もくじに戻る